中国武術!!太極拳の蹴り技の用途!!!

中国武術や太極拳の套路(型)には蹴り技が登場します。門派や系統にもよりますが、中国武術や太極拳での蹴り技は、現代の格闘技などの蹴り技とは用途や使い方が違います。
中国の蹴り技は、比較的腰を入れたり、軸足のバネを使って蹴る事は少なく、套路(型)では高く蹴りますが、基本的には高い部位を蹴る事も少ないと思います。
これは、使用するシチュエーションが格闘技などのように、離れた間合いや末端部での攻撃だけをする相手を想定しないからです。
中国では、蹴り技を腕、掌、体などが相手と触れている状態で使う事が多く、その状態で腰を入れたり、軸足を使うなどにより上半身にモーションが出れば、片足の不安定な状態を察知されてしまうからです。
また、中国は靴文化のため、足先にある硬い靴を使うため、体で威力を作る必要性がなかった事も理由の一つです。
しかし、一番の理由は身体を作るためだと思います。
つまり、脚先を使い蹴る事によって身体の中心である体幹部を鍛え、運用するクセをつけるためです。
中国武術や太極拳には多くの蹴り技が存在します。
アクロバティックな跳躍動作を持つ蹴り技も多く存在します。
しかし、それらは形通りの蹴り技としての用途とは限らないのではないかと思います。
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