中国武術の演武!!套路(型)の変化!!!

中国武術の訓練には、套路(型)練習があります。また、この套路を人前において演武する場合があります。状況にもよりますが、この演武という行為は、何故行われるのでしょうか。
一番簡単に想像できる理由は、錬度をはかるためだと思います。
しかし、これだけが理由であるならば、多くの人間の集まる演武会など必要ありません。
理由の1つは、緊張感になれるためではないでしょうか。
実際に人と対峙して戦う場合の緊張感は、日常的なものではないと思います。
人前で演武する緊張感は、それに比べれば、小さなものです。
演武の緊張感とは種類が違うとしても、演武において動けなくなるのであれば、実際の戦闘では役にたちません。
また、もう1つの理由としては、変化力をつけるためではないでしょうか。
実際の戦闘において、型通りに戦闘が行われるという事はありえません。
状況によって、技法を変化させて運用します。
演武で運用される型においても、変化させる場合があります。
例えば、飛び技を加えたり、普段より動作を大きくしたり、強く打ったりなどという方法です。
実際の戦闘においての変化とは、「使う」という方向性で形を変化させます。
それに比べ、演武においては「魅せる」という方向性で変化させるのです。
方向性は違いますが、変化させるという事では、同じ作業を行います。
「魅せる」ための変化が出来ないのに、「使う」ための変化が出来る訳がありません。
日本人的な発想では、普段の技を見せる事が美徳に感じる場合があります。
しかし、その時の状況や師の意図する要求によって、変化させる事も必要ではないかと思います。
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