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zoom RSS 形意拳の套路(型)!!!特徴と名人、歴史!!!

<<   作成日時 : 2014/12/12 00:02   >>

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形意拳の特徴は、一般的に「五行拳」(劈拳、鑚拳、崩拳、炮拳、横拳)という「陰陽五行説」の五行で表した五種類の「単式」(1〜2動作の短い型)を母体とした拳法です。


その応用変化として、「十二形拳」(龍形拳、虎形拳、猴形拳、馬形拳、黽形拳、鶏形拳、鷂形拳、燕形拳、蛇形拳、鳥台形拳、熊鷂合形拳)と呼ばれる十二種類の動物をかたどった象形拳を基本とした教習体系を持っている門派(流派)です。


また、それ以外の代表的な套路(型)では、「五行連環拳」「四把捶」(鶏形四把拳)などがあり、二人一組で行う対練套路(型)には「五行相剋拳」などがあります。


しかし、これらの套路(型)の教習は、各派や系統によって多少の違いがあるようです。


また、「兵器術」(武器術)も「槍術」を中心に、「剣」「棍」「刀」が伝承されている系統が多いようです。


「形意拳」の技術体系には、見栄えのするようなモーションの大きな大技はきわめて少なく、外見からは、シンプルな動作で習得の簡単な拳法のように見えます。


しかし、その外形は、無駄を極限まで省いた形であり、姿勢や打法の要領をすべてみたす事は非常に困難だと云われています。


また、「三体式」(三才式)という後実前虚の「歩形」、姿勢を重視し、「跟歩」(こんぽ)という前方に大きく踏み込む歩法(フットワーク)を多用します。


「形意拳」の実戦においての用法は、「円錐交叉法」とも称される「攻撃」と「防御」が一体となった技法を用います。


これは、「槍術」においての技法と同様の術理でもあります。


また、蹴り技については、主に相手の下半身を蹴り込む、「八極拳」の「斧刃脚」に似た蹴りを多用し、前述したようにモーションの大きな蹴り技はほとんど見られません。


「形意拳」について、創始者は、清朝末期の名人で、「神拳」とも称された「李飛羽」(李洛能、李能然とも呼ばれている。)といわれています。


異説はありますが、「形意拳」は、「李洛能」が山西省の名家であった「戴氏一族」より、「戴氏心意拳」を学び、大成後独自の創意工夫により作られたと云われています。


この「形意拳」の元になったといわれる「心意拳」は、宋代末期の英雄である「岳飛将軍」によって創始されたという伝説があります。


また、現在の河南省に伝わる「心意六合拳」が母体になっているという説もあり、はっきりとした事は解っていません。


しかし、実質的な創始者は、明代末期の武術家で、「神槍」とも呼ばれていた名人の「姫際可」(姫隆峰)であるという説が有力なようです。


これ以外にも、「太極拳」や「八卦掌」の創始者だという伝説をもつ「張三豊」が創始者であるという伝説もあります。


また、姫際可は「嵩山少林寺」において教授した事があり、これが現在の「少林心意把」であるという説もあります。


「形意拳」の現在の伝承は、大きく分けて「河北派形意拳」と「山西派形意拳」に分類されています。


また、前述した河南省の「心意六合拳」もかつては「河南派形意拳」と呼ばれており、「形意拳」の一門派とされてきました。


「形意拳」は、近世において「郭雲深」などの多くの名人を輩出した門派です。


また、「郭雲深」の弟子の「王向斉」(王・齋)は、「形意拳」を元に、独自の創意工夫により「意拳」(大成拳)を創始しました。


また、この「意拳」を学んだ日本人である「澤井健一」は、「太気拳」(太氣至誠拳)を制定し、日本に伝えました。


このように、「形意門」には多くの名人がいます。


下記にその一部を紹介いたします。

「姫際可」

「戴龍邦」

「李洛能」−形意拳の開祖であり、「神拳李」とも呼ばれた名人。商用で山西省小韓村に訪れた際に「戴龍邦」より「戴氏心意拳」を学び、形意拳を作る。一時期護院(ボディーガード)の職を務め、その際に「車永宏」「宋世栄」などに「形意拳」を教える。また、後に故郷の河北省深県帰った時に「劉奇蘭」「郭雲深」などの優れた弟子を育成した。

「車永宏」

「劉奇蘭」

「宋世栄」

「郭雲深」−河北省深県の生まれで、一説によれば、貧しい鋳物鍛冶の家に生まれたと言われています。後に「李能然」の門下に入り「形意拳」の教授を受けました。彼は、多くの他流試合を経験し、敵に半歩踏み込んで「五行拳」の「崩拳」を発するだけで敵は皆倒れた為、「半歩崩拳、あまねく天下を打つ」と賞賛されたと云われています。また、彼は兵法書を好んで熟読し、特に「奇門遁甲」にすぐれていました。彼が教授した生徒も多く、その弟子には、「李魁元」、「錢硯堂」、閉門弟子で「意拳」を創始した「王郷斎」、「孫式太極拳」を創始した「孫禄堂」、半歩崩拳の呼び名を継承した「尚雲祥」などがいます。

「李存義」−幼少より「長拳」、「通背拳」などの拳術を学び、後に「劉奇蘭」より形意拳を学びました。さらに「郭雲深」や、八卦掌の「董海川」からも学び大成しました。彼は、「単刀李」の通り名で呼ばれるほどの名人で、1912年には、袁世凱大統領の親衛隊の武術教官であった「李瑞東」に招かれ、天津の「中華武士会」の教務主任となり、つづいて「王・齋」「孫禄堂」「尚雲祥」と共に「南洋学校」で武術の教授を行いました。また、1918年、ロシア人ボクサーと試合をし、勝利したという逸話をもっています。

「張占魁」

「尚雲祥」−「郭雲深」「孫禄堂」らと共に、「形意拳の近世三大名手」の一人に数えられる、実戦の逸話や伝説を数多く残す「形意門」の英雄です。彼は、1864年に鐙職人の家に生まれ、初め北京で「馬大義」より「功力拳」を学びました。後に、「李存義」より「形意拳」を学び大成しました。彼は、北京の五城兵営において匪賊の取り締まりなどを行う「捕盗官」の仕事に従事しました。また、宮廷に使える宦官の長であった「李總管」の護院の職にもついています。後に、彼は天津にて「郭雲深」より教授を受け、「半歩崩拳、あまねく天下を打つ」の代名詞を引き継いだといわれています。

「孫禄堂」−清末民初の武術家で、「形意拳」と「八卦掌」の達人であり、「孫式太極拳」の創始者でもあります。彼は、「郭雲深」より「形意拳」を学び、「程廷華」から「八卦掌」を学び大成しました。後に、「武式太極拳」の「・為真」からも学び、「内家三拳」の合一論を提唱しました。著書には「形意拳学」「八卦掌学」「太極拳学」「拳意述真」などがあります。

「姜容樵」

「陳・嶺」

「王樹金」

「孫剣雲」

「王・齋」−彼は、少年時代に「郭雲深」の閉門弟子(最後の弟子)となり、「形意拳」及びその核心である「站・」、踐鑚裏の「老三拳」と「龍虎」の二法を学び、また、師伯にあたる「張樹徳」より古傳の大槍を学びました。後に、独自の創意工夫の末に「意拳」(大成拳)を創始しました。彼の弟子には、「趙道新」、「韓星垣」、「姚宗勣」、日本人唯一であった「澤井健一」などが有名です。

「澤井健一」−1903年福岡の生まれで、柔道5段、剣道4段、居合道4段であったといわれています。後に中国に渡り、当時、国手と称されていた「王・齋」より「意拳」(大成拳)を学びました。彼は、この「意拳」の養成法である「立禅」に注目し「揺」、「這」などの練習法を加え、「太気拳」(太氣至誠拳)を創始しました。また、日本に帰国してから、「極真会館」の創始者である「大山倍達」とも親交があったようです。



現在のメディアにおいての「形意拳」は、「太極拳」や「八卦掌」と共に教習される事が多く、このことから、一般にも知られるようになって来ているようです。


しかし、体系や型の動作があまりにも簡素なため、ある程度の「中国武術」や「伝統武術」の経験がある者以外には理解されずらく、動きの地味さからテレビ、映画などでは取り上げにくい部分があるようです。


しかし、表現方法の違いからか、「ゲーム」や「漫画」では、わずかに取り上げられ、「漫画」での知名度は大きくなってきているようです。


下記に一部を紹介いたします。

〈漫画〉
「からくりサーカス」」
「夜の歌」(掌の歌)
「史上最強の弟子ケンイチ」
「魔法先生ネギま!」
「拳児」など



当会の教習は、「李書文」系の「八極拳」が中心になっています。


しかし、「術理」「技術」「戦闘理論」において「形意拳」と近い部分があり、或いは、「形意拳」の影響を少なからず受けており、そのため「形意拳」の教習も同時に行っております。


当会の「形意拳」の系譜は、「河北派形意拳」の「姫際可」より始まり、「李洛能」「李存義」「尚雲祥」と続く系統であり、比較的古伝のものを継承しております。


一般の「形意拳」が、斜にかまえた自然体から動作が始まるのに対して、当会の「形意拳」は正面に打ち出し始めます。


このことにより、他派に比べ「旋転動作」が大きく、力の発生方法が理解しやすい反面、一つの動作に複数の力の方向性が同時に発生するため、より難易度の高い系統だともいえます。


これは、恐らく、「心意拳」から「形意拳」が発生した直後の形を色濃く残しているのではないかと考えております。





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